REPORT
製作実績をはじめ、現場の
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実装上の特徴:V-CUTマシン
V-CUT面付け集合基板の切り離し作業です。実装後、10面付けしたシートを分割して個片基板に切り出します。写真のような円盤状の回転刃をV-CUT溝に合わせてスライドさせることで分割します。できるだけスライド回数を少なくして能率よく作業が完了するよう面付けする方向やスリットの位置を工夫します。合理的なく組み合わせを考え工場設備に沿うようノウハウを駆使します。
集合化基板をV-カット溝を設けて分割する方法は古くから利用される伝統的とも言える手法です。しかし、これにはいくつかの難点を抱えます。基板の表裏よりわずかにオフセットさせた位置に互いにV状の溝を入れます。このわずかなオフセットはVの字の先端が接するのを避けるためのテクニックです。このため切り離し後の外形寸法の精度が低下すことが避けられません。また、切断面に基板素材のガラス繊維が飛び出し荒れた面が出現します。時々この面の仕上げに研磨作業が入る作業指示が見られますが作業コストが加算され生産性を阻害します。