REPORT
製作実績をはじめ、現場の
取り組みや日々の活動をご紹介
前回の続きです。
筐体を閉じた状態を調べると、吸気口からの取り込み空気量よりも排気口からでる量のほうが多く、結果として筐体内が真空に近い高温状態であるとわかりました。
そのため、通常は排気口として筐体横につけていたファンを、向きを逆にして吸気口とし、基板に直接外部の冷えた空気があたるようにしました。
筐体上部には、従来のファンを排気口として取り付けて空気を逃がします。
こうした工夫の結果、排熱効果が向上し、筐体内の温度を下げて無事電圧を確保できるようになりました。
組立・配線では、実際の製品が使用される温度や湿度などの環境を様々に想定することが重要になります。
アイデアを工夫して盛り込むことで、トラブルの解消を図った例です。