REPORT
製作実績をはじめ、現場の
取り組みや日々の活動をご紹介
弊社所有の恒温槽、型式PN-3A-ET-P70です。
加熱ヒーターにより熱せられた空気が、ファンによって槽内を循環する熱風循環式の恒温槽です。
部品実装後の基板の保管、ポッティング、ベーキングの際に使用しています。
槽内部が異常昇温の状態になった場合、自動で運転停止する仕組みとなっています。
分厚い扉と内壁によって周囲環境からの温度変化の影響を防ぐことができる構造で、目標の温度まで内部のテスターで測りながら温め、設定した時間の間、一定の温度を保つことが可能です。
定期的にメンテナンスをしながら使い続けて40年近くにもなるこの装置。これからも裏方として相信品質を陰で支えてくれることでしょう。
熱処理(ベーキング)することにより、対象物の酸化を防いだり、湿気を除去することが可能です。
梱包状態や保管状態の影響によって、部品が湿気をたくさん吸収してしまった場合、そのまま実装を進めてしまうと、部品が割れて壊れてしまう場合があります。
実装前にこの恒温槽を使い、軽く加熱して湿度を除去することにより、部品の破損を防ぐことが出来ます。